Innocence

SVs14 最終84位 柔靱カイリューサフゴ


よみと申します。

自身初のレート2100と最終順位2桁を目標に長いこと取り組んできましたが、ようやく達成することができました。

 

使用構築

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構築経緯

1. 
相手に制限をかけながら有象無象を超えていく力がある「アンコール」カイリューこだわり「トリック」サーフゴーは、どれだけ環境が回ろうとも死ぬことはないだろうと思い、自分にとってのカイリュー+サーフゴーの正解の組み合わせを探すことから始めた。

シーズン13で「あつぞこブーツ」+「こだわりスカーフ」の組み合わせを使用して感じたのは、それぞれに行動保証があって偉いが、パワーが低いために偉いだけの域を超えることはなく、自分が使って勝てる型の組み合わせではないということだった。
そこで目をつけたのがシーズン13最終9位のよっしぃさんのゴツゴツメット+「こだわりメガネ」の組み合わせであり、これかもしれないと思い盗んでみたところ、期待通りの使用感を得られたため、これに決定した。

また、彼の構築記事に記されていた先攻「とんぼかえり」から眼鏡サーフゴーに繋ぐ動きが、先発または受け出しのカイリュー・ガチグマに対し綺麗に対応できそうだなと思ったため、この動きも軸に取り入れることにした。


眼鏡サーフゴーは大半のサイクルを崩せるが、殴りも「トリック」も効かないハピナスに限り単体ではどうしようもないため、設置技で崩しを補助することにした。
設置技を撒けるポケモンの中で最も強く、カイリューサーフゴーと強力な並びを形成できるステルスロック+「まきびし」ディンルーを採用。


肝心のとんぼ枠には当初「こだわりスカーフ」水ウーラオスを採用していたが、終盤になるにつれて刺さりが悪くなったように感じたため、最終日を前に急遽変更することにした。
予てからブリジュラスのいないスタンパに対して飛行タイプ技が一貫することに着目していたこともあり、飛行「テラバースト」霊獣ランドロスを代役に抜擢した。


ディンルー+サーフゴーで崩すのが難しく、カイリューをクッションにできない攻め駒の並び(水テラスキョジオーン+岩オーガポンや、ママンボウ+鉢巻パオジアン)への勝率が悪かったため、崩し性能が高く対面の殴り合いも強いきあいのタスキ+つるぎのまい」悪ウーラオスを採用。


スカーフを水ウーラオスから霊獣ランドロスに渡し、ウーラオス自身も別の型で採用したことによってパオジアンがグロくなってしまったので、保険としてSブーストハバタクカミをラストピースに嵌めて構築が完成した。

 

コンセプト

 

使用個体

 ディンルー@たべのこし
テラス:みず
性 格:わんぱく
特 性:わざわいのうつわ
実数値:262(252)-*-192(236)-*-100-68(20)
技構成:ステルスロック まきびし みがわり ふきとばし
配分意図
H

  • 「カタストロフィ」の打ち合いを想定していないため最大

B

  • 余り全振り

S

 

カイリュー@ゴツゴツメット
テラス:ノーマル
性 格:いじっぱり
特 性:マルチスケイル
実数値:197(244)-181(84)-138(180)-*-120-100
技構成:しんそく アイアンヘッド アンコール はねやすめ
配分意図
H

  • 奇数で最大値

H-B

  • A200(252+)水ウーラオスの半減「すいりゅうれんだ」+等倍「アイススピナー」のダメージが「はねやすめ」の回復量99以下(〜98)

A

  • 余り


サーフゴー@こだわりメガネ
テラス:はがね
性 格:ひかえめ
特 性:おうごんのからだ
実数値:175(100)-58-116(4)-192(172)-112(4)-133(228)
技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール わるだくみ トリック
配分意図
H-B

  • A200(252+)水ウーラオスのテラス「すいりゅうれんだ」による瀕死率1.12%(〜180)

H-D

C

  • できるだけ高く

S

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラス:みず
性 格:おくびょう
特 性:こだいかっせい
実数値:138(60)-54-88(100)-167(92)-156(4)-205(252)
技構成:シャドーボール ムーンフォース あまえる いたみわけ
配分意図
H-B

H-D

C

S

  • 最速

ランドロス(れいじゅうフォルム)@こだわりスカーフ
テラス:ひこう
性 格:ようき
特 性:いかく
実数値:167(20)-197(252)-111(4)-*-101(4)-154(228)
技構成:じしん テラバースト いわなだれ とんぼがえり
配分意図
A

  • ぶっぱ

S

  • 準速100族抜き

H-B-D

  • あまり振り分け

ウーラオス(いちげきのかた)@きあいのタスキ
テラス:あく
性 格:いじっぱり
特 性:ふかしのこぶし
実数値:175-200(252)-121(4)-*-80-149(252)
技構成:あんこくきょうだ ドレインパンチ ふいうち つるぎのまい
配分意図

  • ASぶっぱ

 

※配分意図にある仮想敵の数値は、実数値(努力値
努力値の後ろの+は性格補正


個体詳細(採用順)

カイリュー
持ち物
後投げしたいカイリュー・ウーラオス・オーガポンといった物理アタッカーに対する削りを意識して「ゴツゴツメット」を持たせた。

テラスタイプ
しんそく」をタイプ一致技化でき、弱点を突かれづらくすることで持ち前の耐久力も活かせる「ノーマル」。

技構成
-「しんそく
メインウェポン。ゴツメによる定数削りからのスイープや、取りこぼした相手を拾い切れる点で重宝した。

クッションとして動かす上で必須なのは「アンコール」と「はねやすめ」のみだと思っていたが、「しんそく」非搭載の型を使用していた際、パオジアン絡みに対する選出や立ち回りがとても窮屈に感じたため、上から縛る選択肢を持つことの重要性を再認識した。

-「アイアンヘッド
ハバタクカミ対面打開技。
ノーマルテラスや「ゴツゴツメット」を見せると「アイアンヘッド」が考慮されずに刺さり、ハバタクカミを頭突くと「アンコール」の警戒が薄れて起点回避や詰めへの移行が楽になったりと、カイリュー単体の中で互いの技同士がシナジーを高め合い、相手からは見えづらい勝ち筋として機能していた。

「じしん」を切ったことにより、サーフゴー・ブリジュラス・イダイトウとの対面で手持ち無沙汰になってしまう弊害もあったが、これらの相手とハバタクカミのどちらが面倒かを考えたとき間違いなく後者だったため、この技選択を最後まで疑うことはなかった。

-「アンコール」
本構築の核を成す技。
ノーマルテラス+「アイアンヘッド」の謎の組み合わせがこの技を隠してくれたおかげで、他のどのカイリューよりも「アンコール」を強く使えたと思う。
積み技あるいはカイリューにしか通らない技で縛った相手をサーフゴーで倒す、引かせて裏に圧をかける、相手のラス1を詰ませるなどの動きがシンプルに強力であった。

-「はねやすめ」
「マルチスケイル」の管理、「ゴツゴツメット」と合わせた物理に対する削り、特殊も受かる程度の火力であれば粘って殴る回数を増したりなど、サイクルパーツとしての役割を果たす上で切る選択肢はなかった。

解説
配分を物理耐久に大きく寄せることにより、
水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」に受け出し→テラスを切りつつ「アイススピナー」を受けて「はねやすめ」で全回復→4回分のゴツメダメ+テラス「しんそく」で突破という動きで「マルチスケイル」を残しながら数的優位を作り出すことが可能。
しんそく」を透かすハバタクカミ引きに対しても「アイアンヘッド」で対面から勝てるため、問題にならない。
テラス権と引き換えの行動ではあるが、自由に立ち回れる万全のカイリューを場に置いた状態から相手の2手目と対峙できるため、こちらにとってはむしろ理想に近い展開といえる。

また、

  1. ランドロスの「いかく」によるAダウンと組み合わせることで、受け出しから水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」+「アイススピナー」に対し、「マルチスケイル」が剥がれた素の状態で生存できる。
  2. テラス鉢巻「すいりゅうれんだ」を受け出しから耐え切ることができる

などのメリットがあり、耐久振りに助けられた場面は非常に多かった。
特に2に関しては、サーフゴーやウーラオスを初手に置いてテラスを誘発し、大きすぎるほどのアドバンテージを取るという動きが何度も決まった。

 

サーフゴー
持ち物
受けを許さない火力と「トリック」による縛りが強力な「こだわりメガネ」。

テラスタイプ
最大打点「ゴールドラッシュ」の火力を底上げし、フェアリー半減のままゴースト弱点を消すことで、眼鏡ハバタクカミとの対面で択にならないのが偉い「鋼」。

技構成
鋼・ゴーストそれぞれの一致最大打点である「ゴールドラッシュ」シャドーボール は確定。

-「わるだくみ」
ドヒドイデ+チオンジェン・ポリゴン2・キョジオーンといった、鋼・ゴーストの範囲では一貫が取れない並びに対し、「トリック」で片方を縛ってから崩しを行うために採用。

「パワージェム」「10まんボルト」なども候補として挙がったが、「ゴールドラッシュ」の火力が想像以上に馬鹿げていたため、シンプルにそれで殴った方が強いと判断し、採用するに至らなかった。

-「トリック」
「アンコール」→「トリック」の詰め筋が花形だが、複数匹を残してこの詰め方をケアするプレイングもよくされたため、例えば

  1. りゅうのまい」を積んだカイリューを「はねやすめ」で「アンコール」した。
  2. カイリューの他に生存しているポケモンがいる。

このような、一見「トリック」でしか打開できないような状況でも、「殴りを牽制し、引き先に「トリック」を打たせてこちらの詰め筋を潰す」という相手の誘導の意図を読み取って、強気に殴りを選択することもあった。

解説
圧倒的火力、あらゆる搦手を単体で拒否できるイカれた特性、カイリューとの優れた相性補完と「アンコール」+「トリック」による制限力の高さによって、どんな構築にも臆せず投げていけた。
天敵であるイーユイがいようとも、眼鏡「ゴールドラッシュ」が受かるのはせいぜい1発で、以降の受け出しを許さないことから、それほどきついと感じることはなかった。

また主砲の「ゴールドラッシュ」が、ノーマル・毒といった赫月ガチグマの大半のテラスタイプに引っかからない点が非常に偉く、相当強く出られるのも追い風であった。
ただし、「たべのこし」の回復モーションが見えてドヤ顔で放った素「ゴールドラッシュ」は大抵HDベースで耐えられたため、迅速に処理したいのであればテラス切りを推奨。 

 

ディンルー
持ち物
立ち回り次第で無限に生存することが可能な「たべのこし」。

テラスタイプ
低速サイクルの攻め駒に多く採用されていた水オーガポン・水ウーラオスの水技と、パオジアンの氷技に耐性をつけられる「水」。

技構成
崩しを補助する設置技のステルスロック「まきびし」、キョジオーンのしおづけ定数の拒否や火力のない低速ポケモンを嵌める「みがわり」、設置技と相性の良い「ふきとばし」
結果、ノーウェポンとなった。

以下の理由から、基本は「まきびし」スタートしたい。

  1. 受け攻め構築に多く採用されているウーラオスがステロ半減タイプであるため、まきびしの方が後々のサイクルが楽になる。
  2. まきびし無効の飛行タイプ枠のメジャーな相手はカイリューや霊獣ランドロスだが、これらの相手の後投げに対してはそもそもサーフゴーで容易にごり押せる(カイリューは確定2発取れて、チョッキやHDオボンランドロスはサーフゴーより遅いため)。
  3. 「アンコール」に対して逆にリスクをつけられる。

解説
受けることに重きを置いた構築全般に差していくつもりで採用したが、それらの構築に多く採用されている「潰し枠」への対処ができず、結局選出択は抜けられなかった。
また、最終日に悪ウーラオスを投入したことで大半の相手については解決してしまったため、本当に受けループにしかマウントを取れないおもちゃになってしまった。
ノーウェポンである必要などなく、パオジアンやハバタクカミに対抗できる「ヘビーボンバー」などを素直に採用すべきだったと思う。
アプローチの仕方を間違え、自分で尖らせたくせに自分では扱い切れない代物にしてしまい、自分の馬鹿さ加減を反省している。

 

ランドロス(れいじゅうフォルム)
持ち物
初速で負けているオーガポンやウーラオス、イーユイなどを上から叩くために「こだわりスカーフ」で採用。

テラスタイプ
ウーラオス、炎・水オーガポンに弱点を突けて、一貫性が高い「テラバースト」を打つために「飛行」。

技構成
一致最大打点の「じしん」、コンセプトの「テラバースト」「とんぼがえり」は確定。

-「がんせきふうじ」
使用した個体がたまたま覚えていた。
命中率が一番マシで、S操作で補助できたら強いか程度でそのままにしておいたが、2回ぐらいしかここのボタンを押さなかったし、押したからといって特に何かが起きたわけでもなかった。
打たないなら打たないなりに暇なターンに打てる「ステルスロック」あたりにしたかったが、変えるのを忘れていた。

解説
準速スカーフのイーユイ・水ウーラオスを意識してSに補正を掛けたが、これらの相手に素早さを気にせず動けた利点よりも、火力不足で落とした落としかけた欠点の方が目立ち残念だった。

ただ、相手の初手カイリューに対するとんぼ眼鏡サーフゴーの動きを取る上での性能は頭ひとつ抜けていると考えている。
この動きの裏目が「スケイルショット」+「じしん」や、鉢巻「じしん」を合わせられることだが、「いかく」によるAダウンと合わせることで、どちらの動きを取られたとしてもサーフゴーが行動できるようになる。
これは前任の水ウーラオスではできないことであり、評価していた。

補足
水ウーラオスを微妙に感じてしまった理由が以下の点である。

  1. 炎オーガポンにはHB振り+「パワーウィップ」持ちまで考慮すると無闇に突っ込めず、こちら視点ではカイリュー引きを半ば強制されている。
  2. 初手のSブーストハバタクカミにはテラスを切らねばならないが、かといって相手が水半減テラスを吐いてくると殴り負ける。

1については、「じゃれつく」採用型であれば、カイリューの「ゴツゴツメット」+「はねやすめ」で強引に削りを行えるが、非接触の「がんせきふうじ」や「ちょうはつ」持ちも多く、これらを持った相手に対しては役割を遂行することが難しいため、炎オーガポン相手にカイリューが引き先・削り役としてあまり機能してくれなかったという理由もある。

 

ウーラオス(いちげきのかた)
持ち物
行動保証を与えられる「きあいのタスキ」を持たせた。

テラスタイプ
「あんこくきょうだ」「ふいうち」のリーチを伸ばすことができる「悪」。

しんそく」や格闘わざを切れるゴーストテラスと迷ったが、一致テラスによる火力上昇のおかげで競り勝てた試合ばかりで、正解の選択だったと確信している。
そもそも相手のノーマル「しんそくカイリューは、こちらのカイリューサーフゴーにとっては最も楽な相手であり、気にならなかった。

技構成
悪タイプメインウェポンの「あんこくきょうだ」と、襷枠に欲しい先制技の「ふいうち」は確定。

-「ドレインパンチ
ステルスロック」を撒かれても「きあいのタスキ」を取り返せるすごい技。

特に、「ステルスロック」+「トリックルーム」+赫月ガチグマのような並びに対し、カイリューサーフゴーの補完を活かして死ぬ気でターンを枯らしつつ「しんそく」で削り、上から襷を取り戻して耐えながら切り返せたときに、この技の真髄を見た気がする。

-「つるぎのまい
崩しを担ってもらいたかったので採用。

カイリューがかなりの頻度で後投げされる赫月ガチグマに対し、サーフゴー引きが間に合わなくなった際のサブプランとして、「ブラッドムーン」を「アンコール」しながら退場してもらい、カイリューと引き換えに得た1ターンで起点にしながら切り返す動きが強力であった。

解説
悪ウーラオスの行動保証+積みの組み合わせ自体は相手に使われる中で強力に感じていたが、想像を遥かに上回っており、vs対面だろうとサイクルだろうと、どこに投げても強かった。
積みを無効化してくるヘイラッシャが数を減らしていたのも、崩し枠として機能できた大きな要因だと思う。

一番厄介な相手だったママンボウ+鉢巻パオジアンの並びに対しても、先発サーフゴーで相手のパオジアンの悪技を釣り、ウーラオス引きから起点にする動きで活路を見出せた。

基本選出であるカイリューサーフゴーの最後の1枠に最も上手く嵌ってくれた影の立役者であった。

 

ハバタクカミ
持ち物
ハバタクカミの持ち物の候補に上がるその他の主要なアイテムは既に取られていたため、消去法で「ブーストエナジー」を持たせた。

テラスタイプ
「すいりゅうれんだ」「つららおとし」を半減できて耐性が優秀な「水」。

技構成
ゴースト・フェアリーそれぞれのタイプ一致最大打点のシャドーボール」「ムーンフォース
物理アタッカーへの対面性能が上がる「あまえる」「いたみわけ」

最終日深夜にボックスにいた個体を適当に引っ張ってきただけなので特に工夫もなく、工夫を施す時間もなかった。

解説
元々この枠は炎オーガポンだったが、最終日にサブロムを2000に乗せるまでの過程で一度も出さなかったため、乗せたあと日付が回ったあたりで急遽変更した。

練度に不安があって投げたのは2試合ほどだが、レート2000に戻ってから無敗で2100に乗るまでの大事な1戦で、ラス1竜舞スケショカイリューに「あまえる」で展開阻止から詰め切って拾うことができたため、間違った選択ではなかったと思う。

シーズンが終わってから考えると「でんじは」+「たたりめ」や「ちょうはつ」+「いたみわけ」型の方が合っていたかなと思っているが、もしそれで選出を歪めてどこかの試合で負けていたらと考えると、別に結果オーライだったなとも思う。

 

選出

① 
全幅の信頼を寄せていた基本選出。
カイリュー以外のどちらかを初手置きで、炎オーガポン入り以外は基本サーフゴースタート。
サーフゴーの殴りやカイリューを絡めた削りから誰かの一貫を作る動きや、ウーラオスで相手の先発と打ち合ってからカイリューサーフゴーで詰める動きを特に意識した。


ランドロスが通りそうなときに投げる選出。
ランドロスにテラスを切りたいが柔軟性が落ちるため、あまり強い選出ではなく、最後は①の選出に偏っていた。


受けサイクル全般に投げるつもりだったが、最終的には①の基本選出でほとんど対応できていたため、明確な受けループのみに差す選出。
ディンルーでステロまきびしを撒き切ればハピナスがサーフゴーのテラス「ゴールドラッシュ」×2を受けられないため、その動きをするだけ。
カイリューはヘイラッシャの「じわれ」拒否や、グライオンを「じしん」以外で縛ってサーフゴーを着地させるための要員。

 

カイリューサーフゴーは数的優位に立てれば相当負けず、逆に展開不利に立たされようとも数的同数以上を維持できればいくらでも捲れる可能性があるため、たとえウーラオスのHPが1だろうと簡単に切ることはしないように心がけていた。

 

その他、ハバタクカミ+カイリューサーフゴーや、ランドロス+ハバタクカミ+ウーラオスの下3匹を投げた試合もあったが、数え切れる程だった。

選出率は

カイリュー≒サーフゴー>ウーラオスランドロス>ハバタクカミ>ディンルー

体感だが合ってるはず。

 

きつい相手

・パオジアン
綺麗に対処できるポケモンがおらず、処理方法も毎回アドリブで非常にきつい。ゴーストテラス+「きあいのタスキ」の最もスタンダードな型が一番きつく、構築が欠陥である最大の理由だと思う。

・「パンチグローブ」水ウーラオス
ウーラオスへの削りをカイリューに任せているため、ゴツメの定数が入らないと相当しんどく、なんとかなった試合はサーフゴーより遅かった場合のみだった。
最終日は水テラス剣舞にボコられ続け、無限にレートを配った。

・「スケイルショット」+「じしん」カイリュー
カイリューサーフゴーの天敵であり、見ての通りきついが、最終日はほとんど当たらなかったり、当たっても都合良くランドロスを投げていたりと、噛み合いに助けられていた。

・ブリジュラス
1ヶ月間こいつの対処法しか考えていなかったが、何も思いつかなかった。

・タケルライコ
フェアリーテラス+「たべのこし」型がやばい。サーフゴーで殴ったりしてギリギリ誤魔化していた。

アシレーヌ
水・フェアリーの技範囲の一貫が凄まじく、サーフゴーによるワンパンも狙いづらい。「げきりゅう」+「こだわりメガネ」にワンパンで返されることを防ぐため、サーフゴーを合わせた場合に押す技は「シャドーボール」推奨。

・ウネルミナモ
シーズンを通して4回くらい当たったと思うが、おそらく全部負けた。

 

構築の総評

1月31日の朝にディンルーカイリューサーフゴー以外の3匹を崩したこともあり、最終的には綺麗にまとめることができなかった。ハバタクカミの型ももう少しなんかあっただろと思うが、本当に時間がなかった。

ふとシーズンが終わってから改めて自分の並びを見て、下3匹がスカーフ水ウーラオス+クッションランドロス+眼鏡ハバタクカミの形に見えないこともないなと思った。実際カイリューサーフゴーウーラオス以外の選出を信用しておらず、正念場である最後の5試合なんかは全てこの基本選出で勝負していたが、もしかすると自分でも想定していない選出圧力によって噛み合いを起こせていたのかもしれない。

 

結果

f:id:FroslassPoke:20240205045923j:image
f:id:FroslassPoke:20240205154450j:image
TNなかよしかわ 最高/最終2121 - 84位

 

あとがき

ようやくです。

周りが結果を出す中で「自分だけが、また自分だけが」なんて気持ちで迎える月始めを一年以上続けてきて、辛いことばかりなゲームだったけど、諦めなくて本当に良かったです。やっとこれまでの全てが報われました。

もしこれを読んでくださっている人の中に、2000や2100を目標に伸び悩んで苦しんでいる方がいたならば、どうかめげずに続けてみてください。2000どころか1900に乗るまでに2年半、そこから2100まで4年半もかかった人がここにいます。

センスがなくてもたどり着ける場所ではあったので、チャンスが来るそのときまで頑張ってください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。また記事を書ける結果を出せるように頑張ります。

Twitterのフォローもよろしくお願いします
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感謝

応援してくれた方々

祝福してくれた方々

アドバイスをくれた方々

最後使用したハバタクカミの調整を(シーズン9に)くれたのと、構築作りにおいてこれまで惜しみない協力をしてくれた、催眠零度選手こと前川

 

皆さんのおかげでついに結果が出せました。
ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

度々訊かれるTNの元ネタ

dic.pixiv.net