Innocence

ブログトップ

はじめまして、よみというHNで活動しています
アニメとマンガとライトノベルが好きです

 

以下実績等

ポケモン
6世代ORAS後期から戻り、厳選と育成を始めフリーで遊び、SMs1から本格的にシングルレート対戦を始めました。


▽7世代
s14 
TN:よみ 2051 / TN:Suzuki*Aina 2045
f:id:FroslassPoke:20190904144609p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144744p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144607p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144601p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144604p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144614p:image
s15 
TN:よみ 1987
f:id:FroslassPoke:20200212163645j:imagef:id:FroslassPoke:20190904144744p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144607p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144601p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144604p:imagef:id:FroslassPoke:20190904144614p:image
s16〜18 休止
第7回からきおす杯 チーム3位タイ(個人3-2)

 

▽8世代
s1〜3 休止
s6
TN:こうさか 2000↑
f:id:FroslassPoke:20200619180224p:plainf:id:FroslassPoke:20200619180238p:plainf:id:FroslassPoke:20200619180316p:plainf:id:FroslassPoke:20200619180348p:plainf:id:FroslassPoke:20200619180431p:plainf:id:FroslassPoke:20200619180456p:plain
s7
TN:こうさか 1995
f:id:FroslassPoke:20200701100450p:plainf:id:FroslassPoke:20200701100502p:plainf:id:FroslassPoke:20200701100515p:plainf:id:FroslassPoke:20200701100548p:plainf:id:FroslassPoke:20200701100557p:plainf:id:FroslassPoke:20200701100612p:plain
s8〜35 休止(Switchの故障により)

 

▽9世代

s1~2 最高レート不明 最終順位宇宙
s3
TN:なかよしかわ 最高2015/最終2012 - 929位

s4
TN:なかよしかわ 最高2035/最終1956 - 1069位
TN:Liella!    最高2061/最終1946 - 1126位

s5
TN:なかよしかわ 最高2030/最終1882 - 1382位
TN:結束バンド  最高1978/最終1806 - 2781位

s6
TN:なかよしかわ 最高2044/最終1958 - 420位
TN:Liella!    最高2051/最終1982 - 352位

s7
TN:なかよしかわ 最高1969/最終1839 - 1084位

s8
TN:なかよしかわ 最高2002/最終1882 - 
1312位

s9
TN:なかよしかわ 最高2073/最終2026 - 187位

s10
TN:なかよしかわ 最高2020/最終1921 - 688位

s14
TN:なかよしかわ 最高/最終2121 - 84位
TN:Guitarhero   最高/最終2005 - 494位

s15
TN:なかよしかわ 最高2055/最終1974 - 704位

 

 

◯プロセカ
ログイン日数:543日(2023/02/10時点)
プレイヤーランク:334
○EXPERT
FULL COMBO:270曲(全曲FC)
MASTER

FULL COMBO:256曲(≪皆伝≫ 粒20)
ALL PERFECT:62曲 (≪真・皆伝≫ 粒3)
東雲絵名 キャラクターランク:72(ファン羽称号粒9)

     チャレンジライブステージランク:69
     チャレンジライブソロハイスコア:2104610

2021/01/12  プロセカインストール
2021/11/02  ≪皆伝≫ 取得(ログイン日数80日)
2022/02/15  ≪皆伝≫ 粒10 達成(ログイン日数184日)
2022/05/11  ≪真・皆伝≫ 取得(ログイン日数269日)
2022/08/12  ≪真・皆伝≫ 粒2 取得(ログイン日数362日)

2022/08/15  ≪昔からいる≫ 取得(累計365日ログイン)
2022/09/29  ≪皆伝≫ 粒11 ~ 粒17 取得(ログイン日数410日)
2022/10/10 ≪皆伝≫ 粒18 取得(ログイン日数421日)
2022/11/14  ≪真・皆伝≫ 粒3 取得(ログイン日数456日)
2022/11/20 ≪皆伝≫ 粒19 取得(ログイン日数462日)
2022/12/30 ≪皆伝≫ 粒20 達成(ログイン日数501日)

イベント
ニーゴ箱絵名バナー
『空白のキャンバスに描く私は』
479位(TOP500称号)

 

 

よろしくお願いします

Twittertwitter.com/FroslassPoke

サムネ用

 

SVs14 最終84位 柔靱カイリューサフゴ


よみと申します。

自身初のレート2100と最終順位2桁を目標に長いこと取り組んできましたが、ようやく達成することができました。

 

使用構築

f:id:FroslassPoke:20240201120204j:image

 

構築経緯

1. 
相手に制限をかけながら有象無象を超えていく力がある「アンコール」カイリューこだわり「トリック」サーフゴーは、どれだけ環境が回ろうとも死ぬことはないだろうと思い、自分にとってのカイリュー+サーフゴーの正解の組み合わせを探すことから始めた。

シーズン13で「あつぞこブーツ」+「こだわりスカーフ」の組み合わせを使用して感じたのは、それぞれに行動保証があって偉いが、パワーが低いために偉いだけの域を超えることはなく、自分が使って勝てる型の組み合わせではないということだった。
そこで目をつけたのがシーズン13最終9位のよっしぃさんのゴツゴツメット+「こだわりメガネ」の組み合わせであり、これかもしれないと思い盗んでみたところ、期待通りの使用感を得られたため、これに決定した。

また、彼の構築記事に記されていた先攻「とんぼかえり」から眼鏡サーフゴーに繋ぐ動きが、先発または受け出しのカイリュー・ガチグマに対し綺麗に対応できそうだなと思ったため、この動きも軸に取り入れることにした。


眼鏡サーフゴーは大半のサイクルを崩せるが、殴りも「トリック」も効かないハピナスに限り単体ではどうしようもないため、設置技で崩しを補助することにした。
設置技を撒けるポケモンの中で最も強く、カイリューサーフゴーと強力な並びを形成できるステルスロック+「まきびし」ディンルーを採用。


肝心のとんぼ枠には当初「こだわりスカーフ」水ウーラオスを採用していたが、終盤になるにつれて刺さりが悪くなったように感じたため、最終日を前に急遽変更することにした。
予てからブリジュラスのいないスタンパに対して飛行タイプ技が一貫することに着目していたこともあり、飛行「テラバースト」霊獣ランドロスを代役に抜擢した。


ディンルー+サーフゴーで崩すのが難しく、カイリューをクッションにできない攻め駒の並び(水テラスキョジオーン+岩オーガポンや、ママンボウ+鉢巻パオジアン)への勝率が悪かったため、崩し性能が高く対面の殴り合いも強いきあいのタスキ+つるぎのまい」悪ウーラオスを採用。


スカーフを水ウーラオスから霊獣ランドロスに渡し、ウーラオス自身も別の型で採用したことによってパオジアンがグロくなってしまったので、保険としてSブーストハバタクカミをラストピースに嵌めて構築が完成した。

 

コンセプト

 

使用個体

 ディンルー@たべのこし
テラス:みず
性 格:わんぱく
特 性:わざわいのうつわ
実数値:262(252)-*-192(236)-*-100-68(20)
技構成:ステルスロック まきびし みがわり ふきとばし
配分意図
H

  • 「カタストロフィ」の打ち合いを想定していないため最大

B

  • 余り全振り

S

 

カイリュー@ゴツゴツメット
テラス:ノーマル
性 格:いじっぱり
特 性:マルチスケイル
実数値:197(244)-181(84)-138(180)-*-120-100
技構成:しんそく アイアンヘッド アンコール はねやすめ
配分意図
H

  • 奇数で最大値

H-B

  • A200(252+)水ウーラオスの半減「すいりゅうれんだ」+等倍「アイススピナー」のダメージが「はねやすめ」の回復量99以下(〜98)

A

  • 余り


サーフゴー@こだわりメガネ
テラス:はがね
性 格:ひかえめ
特 性:おうごんのからだ
実数値:175(100)-58-116(4)-192(172)-112(4)-133(228)
技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール わるだくみ トリック
配分意図
H-B

  • A200(252+)水ウーラオスのテラス「すいりゅうれんだ」による瀕死率1.12%(〜180)

H-D

C

  • できるだけ高く

S

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラス:みず
性 格:おくびょう
特 性:こだいかっせい
実数値:138(60)-54-88(100)-167(92)-156(4)-205(252)
技構成:シャドーボール ムーンフォース あまえる いたみわけ
配分意図
H-B

H-D

C

S

  • 最速

ランドロス(れいじゅうフォルム)@こだわりスカーフ
テラス:ひこう
性 格:ようき
特 性:いかく
実数値:167(20)-197(252)-111(4)-*-101(4)-154(228)
技構成:じしん テラバースト いわなだれ とんぼがえり
配分意図
A

  • ぶっぱ

S

  • 準速100族抜き

H-B-D

  • あまり振り分け

ウーラオス(いちげきのかた)@きあいのタスキ
テラス:あく
性 格:いじっぱり
特 性:ふかしのこぶし
実数値:175-200(252)-121(4)-*-80-149(252)
技構成:あんこくきょうだ ドレインパンチ ふいうち つるぎのまい
配分意図

  • ASぶっぱ

 

※配分意図にある仮想敵の数値は、実数値(努力値
努力値の後ろの+は性格補正


個体詳細(採用順)

カイリュー
持ち物
後投げしたいカイリュー・ウーラオス・オーガポンといった物理アタッカーに対する削りを意識して「ゴツゴツメット」を持たせた。

テラスタイプ
しんそく」をタイプ一致技化でき、弱点を突かれづらくすることで持ち前の耐久力も活かせる「ノーマル」。

技構成
-「しんそく
メインウェポン。ゴツメによる定数削りからのスイープや、取りこぼした相手を拾い切れる点で重宝した。

クッションとして動かす上で必須なのは「アンコール」と「はねやすめ」のみだと思っていたが、「しんそく」非搭載の型を使用していた際、パオジアン絡みに対する選出や立ち回りがとても窮屈に感じたため、上から縛る選択肢を持つことの重要性を再認識した。

-「アイアンヘッド
ハバタクカミ対面打開技。
ノーマルテラスや「ゴツゴツメット」を見せると「アイアンヘッド」が考慮されずに刺さり、ハバタクカミを頭突くと「アンコール」の警戒が薄れて起点回避や詰めへの移行が楽になったりと、カイリュー単体の中で互いの技同士がシナジーを高め合い、相手からは見えづらい勝ち筋として機能していた。

「じしん」を切ったことにより、サーフゴー・ブリジュラス・イダイトウとの対面で手持ち無沙汰になってしまう弊害もあったが、これらの相手とハバタクカミのどちらが面倒かを考えたとき間違いなく後者だったため、この技選択を最後まで疑うことはなかった。

-「アンコール」
本構築の核を成す技。
ノーマルテラス+「アイアンヘッド」の謎の組み合わせがこの技を隠してくれたおかげで、他のどのカイリューよりも「アンコール」を強く使えたと思う。
積み技あるいはカイリューにしか通らない技で縛った相手をサーフゴーで倒す、引かせて裏に圧をかける、相手のラス1を詰ませるなどの動きがシンプルに強力であった。

-「はねやすめ」
「マルチスケイル」の管理、「ゴツゴツメット」と合わせた物理に対する削り、特殊も受かる程度の火力であれば粘って殴る回数を増したりなど、サイクルパーツとしての役割を果たす上で切る選択肢はなかった。

解説
配分を物理耐久に大きく寄せることにより、水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」に受け出し→テラスを切りつつ「アイススピナー」を受けて「はねやすめ」で全回復→4回分のゴツメダメ+テラス「しんそく」で突破という動きで「マルチスケイル」を残しながら数的優位を作り出すことが可能。
しんそく」を透かすハバタクカミ引きに対しても「アイアンヘッド」で対面から勝てるため、問題にならない。
テラス権と引き換えの行動ではあるが、自由に立ち回れる万全のカイリューを場に置いた状態から相手の2手目と対峙できるため、こちらにとってはむしろ理想に近い展開といえる。

また、

  1. ランドロスの「いかく」によるAダウンと組み合わせることで、受け出しから水ウーラオスの「すいりゅうれんだ」+「アイススピナー」に対し、「マルチスケイル」が剥がれた素の状態で生存できる。
  2. テラス鉢巻「すいりゅうれんだ」を受け出しから耐え切ることができる

などのメリットがあり、耐久振りに助けられた場面は非常に多かった。
特に2に関しては、サーフゴーやウーラオスを初手に置いてテラスを誘発し、大きすぎるほどのアドバンテージを取るという動きが何度も決まった。

 

サーフゴー
持ち物
受けを許さない火力と「トリック」による縛りが強力な「こだわりメガネ」。

テラスタイプ
最大打点「ゴールドラッシュ」の火力を底上げし、フェアリー半減のままゴースト弱点を消すことで、眼鏡ハバタクカミとの対面で択にならないのが偉い「鋼」。

技構成
鋼・ゴーストそれぞれの一致最大打点である「ゴールドラッシュ」シャドーボール は確定。

-「わるだくみ」
ドヒドイデ+チオンジェン・ポリゴン2・キョジオーンといった、鋼・ゴーストの範囲では一貫が取れない並びに対し、「トリック」で片方を縛ってから崩しを行うために採用。

「パワージェム」「10まんボルト」なども候補として挙がったが、「ゴールドラッシュ」の火力が想像以上に馬鹿げていたため、シンプルにそれで殴った方が強いと判断し、採用するに至らなかった。

-「トリック」
「アンコール」→「トリック」の詰め筋が花形だが、複数匹を残してこの詰め方をケアするプレイングもよくされたため、例えば

  1. りゅうのまい」を積んだカイリューを「はねやすめ」で「アンコール」した。
  2. カイリューの他に生存しているポケモンがいる。

このような、一見「トリック」でしか打開できないような状況でも、「殴りを牽制し、引き先に「トリック」を打たせてこちらの詰め筋を潰す」という相手の誘導の意図を読み取って、強気に殴りを選択することもあった。

解説
圧倒的火力、あらゆる搦手を単体で拒否できるイカれた特性、カイリューとの優れた相性補完と「アンコール」+「トリック」による制限力の高さによって、どんな構築にも臆せず投げていけた。
天敵であるイーユイがいようとも、眼鏡「ゴールドラッシュ」が受かるのはせいぜい1発で、以降の受け出しを許さないことから、それほどきついと感じることはなかった。

また主砲の「ゴールドラッシュ」が、ノーマル・毒といった赫月ガチグマの大半のテラスタイプに引っかからない点が非常に偉く、相当強く出られるのも追い風であった。
ただし、「たべのこし」の回復モーションが見えてドヤ顔で放った素「ゴールドラッシュ」は大抵HDベースで耐えられたため、迅速に処理したいのであればテラス切りを推奨。 

 

ディンルー
持ち物
立ち回り次第で無限に生存することが可能な「たべのこし」。

テラスタイプ
低速サイクルの攻め駒に多く採用されていた水オーガポン・水ウーラオスの水技と、パオジアンの氷技に耐性をつけられる「水」。

技構成
崩しを補助する設置技のステルスロック「まきびし」、キョジオーンのしおづけ定数の拒否や火力のない低速ポケモンを嵌める「みがわり」、設置技と相性の良い「ふきとばし」
結果、ノーウェポンとなった。

以下の理由から、基本は「まきびし」スタートしたい。

  1. 受け攻め構築に多く採用されているウーラオスがステロ半減タイプであるため、まきびしの方が後々のサイクルが楽になる。
  2. まきびし無効の飛行タイプ枠のメジャーな相手はカイリューや霊獣ランドロスだが、これらの相手の後投げに対してはそもそもサーフゴーで容易にごり押せる(カイリューは確定2発取れて、チョッキやHDオボンランドロスはサーフゴーより遅いため)。
  3. 「アンコール」に対して逆にリスクをつけられる。

解説
受けることに重きを置いた構築全般に差していくつもりで採用したが、それらの構築に多く採用されている「潰し枠」への対処ができず、結局選出択は抜けられなかった。
また、最終日に悪ウーラオスを投入したことで大半の相手については解決してしまったため、本当に受けループにしかマウントを取れないおもちゃになってしまった。
ノーウェポンである必要などなく、パオジアンやハバタクカミに対抗できる「ヘビーボンバー」などを素直に採用すべきだったと思う。
アプローチの仕方を間違え、自分で尖らせたくせに自分では扱い切れない代物にしてしまい、自分の馬鹿さ加減を反省している。

 

ランドロス(れいじゅうフォルム)
持ち物
初速で負けているオーガポンやウーラオス、イーユイなどを上から叩くために「こだわりスカーフ」で採用。

テラスタイプ
ウーラオス、炎・水オーガポンに弱点を突けて、一貫性が高い「テラバースト」を打つために「飛行」。

技構成
一致最大打点の「じしん」、コンセプトの「テラバースト」「とんぼがえり」は確定。

-「がんせきふうじ」
使用した個体がたまたま覚えていた。
命中率が一番マシで、S操作で補助できたら強いか程度でそのままにしておいたが、2回ぐらいしかここのボタンを押さなかったし、押したからといって特に何かが起きたわけでもなかった。
打たないなら打たないなりに暇なターンに打てる「ステルスロック」あたりにしたかったが、変えるのを忘れていた。

解説
準速スカーフのイーユイ・水ウーラオスを意識してSに補正を掛けたが、これらの相手に素早さを気にせず動けた利点よりも、火力不足で落とした落としかけた欠点の方が目立ち残念だった。

ただ、相手の初手カイリューに対するとんぼ眼鏡サーフゴーの動きを取る上での性能は頭ひとつ抜けていると考えている。
この動きの裏目が「スケイルショット」+「じしん」や、鉢巻「じしん」を合わせられることだが、「いかく」によるAダウンと合わせることで、どちらの動きを取られたとしてもサーフゴーが行動できるようになる。
これは前任の水ウーラオスではできないことであり、評価していた。

補足
水ウーラオスを微妙に感じてしまった理由が以下の点である。

  1. 炎オーガポンにはHB振り+「パワーウィップ」持ちまで考慮すると無闇に突っ込めず、こちら視点ではカイリュー引きを半ば強制されている。
  2. 初手のSブーストハバタクカミにはテラスを切らねばならないが、かといって相手が水半減テラスを吐いてくると殴り負ける。

1については、「じゃれつく」採用型であれば、カイリューの「ゴツゴツメット」+「はねやすめ」で強引に削りを行えるが、非接触の「がんせきふうじ」や「ちょうはつ」持ちも多く、これらを持った相手に対しては役割を遂行することが難しいため、炎オーガポン相手にカイリューが引き先・削り役としてあまり機能してくれなかったという理由もある。

 

ウーラオス(いちげきのかた)
持ち物
行動保証を与えられる「きあいのタスキ」を持たせた。

テラスタイプ
「あんこくきょうだ」「ふいうち」のリーチを伸ばすことができる「悪」。

しんそく」や格闘わざを切れるゴーストテラスと迷ったが、一致テラスによる火力上昇のおかげで競り勝てた試合ばかりで、正解の選択だったと確信している。
そもそも相手のノーマル「しんそくカイリューは、こちらのカイリューサーフゴーにとっては最も楽な相手であり、気にならなかった。

技構成
悪タイプメインウェポンの「あんこくきょうだ」と、襷枠に欲しい先制技の「ふいうち」は確定。

-「ドレインパンチ
ステルスロック」を撒かれても「きあいのタスキ」を取り返せるすごい技。

特に、「ステルスロック」+「トリックルーム」+赫月ガチグマのような並びに対し、カイリューサーフゴーの補完を活かして死ぬ気でターンを枯らしつつ「しんそく」で削り、上から襷を取り戻して耐えながら切り返せたときに、この技の真髄を見た気がする。

-「つるぎのまい
崩しを担ってもらいたかったので採用。

カイリューがかなりの頻度で後投げされる赫月ガチグマに対し、サーフゴー引きが間に合わなくなった際のサブプランとして、「ブラッドムーン」を「アンコール」しながら退場してもらい、カイリューと引き換えに得た1ターンで起点にしながら切り返す動きが強力であった。

解説
悪ウーラオスの行動保証+積みの組み合わせ自体は相手に使われる中で強力に感じていたが、想像を遥かに上回っており、vs対面だろうとサイクルだろうと、どこに投げても強かった。
積みを無効化してくるヘイラッシャが数を減らしていたのも、崩し枠として機能できた大きな要因だと思う。

一番厄介な相手だったママンボウ+鉢巻パオジアンの並びに対しても、先発サーフゴーで相手のパオジアンの悪技を釣り、ウーラオス引きから起点にする動きで活路を見出せた。

基本選出であるカイリューサーフゴーの最後の1枠に最も上手く嵌ってくれた影の立役者であった。

 

ハバタクカミ
持ち物
ハバタクカミの持ち物の候補に上がるその他の主要なアイテムは既に取られていたため、消去法で「ブーストエナジー」を持たせた。

テラスタイプ
「すいりゅうれんだ」「つららおとし」を半減できて耐性が優秀な「水」。

技構成
ゴースト・フェアリーそれぞれのタイプ一致最大打点のシャドーボール」「ムーンフォース
物理アタッカーへの対面性能が上がる「あまえる」「いたみわけ」

最終日深夜にボックスにいた個体を適当に引っ張ってきただけなので特に工夫もなく、工夫を施す時間もなかった。

解説
元々この枠は炎オーガポンだったが、最終日にサブロムを2000に乗せるまでの過程で一度も出さなかったため、乗せたあと日付が回ったあたりで急遽変更した。

練度に不安があって投げたのは2試合ほどだが、レート2000に戻ってから無敗で2100に乗るまでの大事な1戦で、ラス1竜舞スケショカイリューに「あまえる」で展開阻止から詰め切って拾うことができたため、間違った選択ではなかったと思う。

シーズンが終わってから考えると「でんじは」+「たたりめ」や「ちょうはつ」+「いたみわけ」型の方が合っていたかなと思っているが、もしそれで選出を歪めてどこかの試合で負けていたらと考えると、別に結果オーライだったなとも思う。

 

選出

① 
全幅の信頼を寄せていた基本選出。
カイリュー以外のどちらかを初手置きで、炎オーガポン入り以外は基本サーフゴースタート。
サーフゴーの殴りやカイリューを絡めた削りから誰かの一貫を作る動きや、ウーラオスで相手の先発と打ち合ってからカイリューサーフゴーで詰める動きを特に意識した。


ランドロスが通りそうなときに投げる選出。
ランドロスにテラスを切りたいが柔軟性が落ちるため、あまり強い選出ではなく、最後は①の選出に偏っていた。


受けサイクル全般に投げるつもりだったが、最終的には①の基本選出でほとんど対応できていたため、明確な受けループのみに差す選出。
ディンルーでステロまきびしを撒き切ればハピナスがサーフゴーのテラス「ゴールドラッシュ」×2を受けられないため、その動きをするだけ。
カイリューはヘイラッシャの「じわれ」拒否や、グライオンを「じしん」以外で縛ってサーフゴーを着地させるための要員。

 

カイリューサーフゴーは数的優位に立てれば相当負けず、逆に展開不利に立たされようとも数的同数以上を維持できればいくらでも捲れる可能性があるため、たとえウーラオスのHPが1だろうと簡単に切ることはしないように心がけていた。

 

その他、ハバタクカミ+カイリューサーフゴーや、ランドロス+ハバタクカミ+ウーラオスの下3匹を投げた試合もあったが、数え切れる程だった。

選出率は

カイリュー≒サーフゴー>ウーラオスランドロス>ハバタクカミ>ディンルー

体感だが合ってるはず。

 

きつい相手

・パオジアン
綺麗に対処できるポケモンがおらず、処理方法も毎回アドリブで非常にきつい。ゴーストテラス+「きあいのタスキ」の最もスタンダードな型が一番きつく、構築が欠陥である最大の理由だと思う。

・「パンチグローブ」水ウーラオス
ウーラオスへの削りをカイリューに任せているため、ゴツメの定数が入らないと相当しんどく、なんとかなった試合はサーフゴーより遅かった場合のみだった。
最終日は水テラス剣舞にボコられ続け、無限にレートを配った。

・「スケイルショット」+「じしん」カイリュー
カイリューサーフゴーの天敵であり、見ての通りきついが、最終日はほとんど当たらなかったり、当たっても都合良くランドロスを投げていたりと、噛み合いに助けられていた。

・ブリジュラス
1ヶ月間こいつの対処法しか考えていなかったが、何も思いつかなかった。

・タケルライコ
フェアリーテラス+「たべのこし」型がやばい。サーフゴーで殴ったりしてギリギリ誤魔化していた。

アシレーヌ
水・フェアリーの技範囲の一貫が凄まじく、サーフゴーによるワンパンも狙いづらい。「げきりゅう」+「こだわりメガネ」にワンパンで返されることを防ぐため、サーフゴーを合わせた場合に押す技は「シャドーボール」推奨。

・ウネルミナモ
シーズンを通して4回くらい当たったと思うが、おそらく全部負けた。

 

構築の総評

1月31日の朝にディンルーカイリューサーフゴー以外の3匹を崩したこともあり、最終的には綺麗にまとめることができなかった。ハバタクカミの型ももう少しなんかあっただろと思うが、本当に時間がなかった。

ふとシーズンが終わってから改めて自分の並びを見て、下3匹がスカーフ水ウーラオス+クッションランドロス+眼鏡ハバタクカミの形に見えないこともないなと思った。実際カイリューサーフゴーウーラオス以外の選出を信用しておらず、正念場である最後の5試合なんかは全てこの基本選出で勝負していたが、もしかすると自分でも想定していない選出圧力によって噛み合いを起こせていたのかもしれない。

 

結果

f:id:FroslassPoke:20240205045923j:image
f:id:FroslassPoke:20240205154450j:image
TNなかよしかわ 最高/最終2121 - 84位

 

あとがき

ようやくです。

周りが結果を出す中で「自分だけが、また自分だけが」なんて気持ちで迎える月始めを一年以上続けてきて、辛いことばかりなゲームだったけど、諦めなくて本当に良かったです。やっとこれまでの全てが報われました。

もしこれを読んでくださっている人の中に、2000や2100を目標に伸び悩んで苦しんでいる方がいたならば、どうかめげずに続けてみてください。2000どころか1900に乗るまでに2年半、そこから2100まで4年半もかかった人がここにいます。

センスがなくてもたどり着ける場所ではあったので、チャンスが来るそのときまで頑張ってください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。また記事を書ける結果を出せるように頑張ります。

Twitterのフォローもよろしくお願いします
https://mobile.twitter.com/FroslassPoke

 

感謝

応援してくれた方々

祝福してくれた方々

アドバイスをくれた方々

最後使用したハバタクカミの調整を(シーズン9に)くれたのと、構築作りにおいてこれまで惜しみない協力をしてくれた、催眠零度選手こと前川

 

皆さんのおかげでついに結果が出せました。
ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

度々訊かれるTNの元ネタ

dic.pixiv.net

SVs8 レート2000達成 ウマ娘プリティダービー

レート2000に乗ることはできましたが、そこから1勝もできずに溶かしました。

最終順位は1300位くらいでした。

最高も最終も大した結果ではありませんが、かなり気に入ったコンセプトの構築に出来上がったため、公開したいと思います。

なお、orionさんに型を秘密にするように言われているため詳しくは書きませんが、6体とも何度も奇跡を起こしてくれました。

使用構築

f:id:FroslassPoke:20230810053649j:image

構築経緯

クレセリアと悪ウーラオスを使いたかったのでここから組み始めた。

次にカイリューを採用。

続いてブリザポスを採用。

そしてレイスポスを採用。

最後にヒードランを採用し、構築が完成した。

コンセプト

型バレに繋がりかねないため公開できません

 

使用個体

カイリュー

f:id:FroslassPoke:20230815132315j:image
マルチスケイル

 

 

クレセリア
f:id:FroslassPoke:20230815132634j:image
ふゆう

 

 

ヒードラン
f:id:FroslassPoke:20230815132915j:image
もらいび

 

 

ウーラオス
f:id:FroslassPoke:20230815132749j:image
ふかしのこぶし

 

 

ブリザポス
f:id:FroslassPoke:20230815132435j:image
しろのいななき

 

 

レイスポス
f:id:FroslassPoke:20230815132425j:image
くろのいななき

 

【USMs14使用構築】脆弱コントロール 【最高2051/最終2008】

はじめに

よみと申します。シーズン14お疲れ様でした。
今期で一時休止を考えていたので最後に必ず結果を出そうという決意のもと全力で取り組みました。
シーズン開始の時点で構築の大半を完成させた状態で臨み、シーズンを通して環境に合わせながら微調整を加えつつ潜り続けました。
苦労しながら最終日前日に悲願だった初のレート2000を達成し、最終日には2ロム2000に揃え特攻、そこからさらに最高レートを伸ばすことができました。
必至に考え煮詰め、自分なりに結果を残せた構築をぜひ多くの方に見ていただきたいので公開します。

 

使用構築

f:id:FroslassPoke:20190401211041p:image
TNよみ / Suzuki*Aina  で潜っていました。

 

結果

f:id:FroslassPoke:20190906212743j:image
TN よみ 最高2051 / 最終1980
TN Suzuki*Aina 最高2045 / 最終2008

 

構築経緯

構築本来のベースとなる積みの要素を残しつつも対面的な動きやサイクルといった幅広いゲームメイクのできる柔軟な構築を目指しました。

 

コンセプト

ルカリオを左上に置く
• ステロ、欠伸を絡めたサイクルから攻めの切り替えで相手を崩す
• 襷枠を起点に対面から詰める

 

使用個体

    f:id:FroslassPoke:20180205003428g:plain  
ルカリオ@ルカリオナイト
性 格:陽気
特 性:正義の心→適応力
実数値:153(60)-185(156)-122(108)-*-91(4)-170(180)
技構成:インファイト / コメットパンチ / バレットパンチ / 身代わり
◇4n+1(身代わり効率最大)
◇A143ミミッキュミミッキュZ確定耐え
◇A156ミミッキュのじゃれつく97.3%で2耐え
◇C192メガルカリオの真空波最高乱数切り耐え
◇最速ガブリアス抜き

 f:id:FroslassPoke:20180513232159g:plain
アーゴヨン@ドラゴンZ
性 格:臆病
特 性:ビーストブースト
実数値:148-*-93-179(252)-94(4)-190(252)
技構成:流星群 / ヘドロウェーブ / 大文字 / 悪巧み

◇DL調整   D>B

 f:id:FroslassPoke:20181109000937g:plain
カバルドン@ゴツゴツメット
性 格:腕白
特 性:砂起こし
実数値:215(252)-132-187(252)-*-92-67(4)
技構成:地震 / 欠伸 / 氷の牙 / 怠ける
◇S同族意識

f:id:FroslassPoke:20181109001007g:plain
リザードン@リザードナイトX
性 格:陽気
特 性:猛火→硬い爪
実数値:153-182(252)-131-*-106(4)-167(252)
技構成:フレアドライブ / 逆鱗 / 雷パンチ / 竜の舞

 f:id:FroslassPoke:20190322145541g:plain
ゲッコウガ@気合いの襷
性 格:無邪気
特 性:変幻自在
実数値:147-116(4)-87-155(252)-81-191(252)
技構成:冷凍ビーム / 草結び / 岩石封じ / 影うち

 f:id:FroslassPoke:20190119105844g:plain
エンペルト@食べ残し
性 格:穏やか
特 性:激流
実数値:191(252)-*-108-131-165(228)-84(28)
技構成:波乗り / 欠伸 / ステルスロック / 眠る
◇C200カプ・テテフの10万ボルト残飯込み確定2耐え
◇A147ゲッコウガの珠けたぐり確定耐え
◇C155ゲッコウガの珠めざ電残飯込み最高乱数切り2耐え
◇S12振りテッカグヤ抜き

 

構築の要点

カバルドンエンペルト
本構築の要です。
広く物理アタッカーに対して受け・削り・流しを遂行できるカバルドン+苦手な特殊アタッカー(カプ・テテフゲッコウガアーゴヨン)に対して安定した受け・流しが行えるエンペルトを軸として、ステロ、欠伸を駆使した受けまわしで削りながら2体で盤面をコントロールして裏のエースの一貫を作る、または崩しに来る相手をエースで処理したあと裏のサイクルで詰めるの大きく分けて2つの展開を狙います。
上記を主としつつ受けの2枚を動かす上で
①積む抜くの直線的な展開に対して切り返してくる相手をサイクルで疲弊させ、機能停止させる
②タイプ・数値受けしに来る相手を削ってアタッカーの圏内に入れる、または積む隙をつくる
③上から潰しを狙ってくる相手のスカーフ持ちの判別→展開
これらの動きを特に意識して動かします。既存の優秀な受けの並びと比べると、地面や格闘の一貫がきついなどの劣る点はありますが、双方が欠伸を使えることにより隙を見せづらいことが何より一番の強みです。

 

•身代わりルカリオ
積んでも抜いていける場面は少ないと思ったので試しに身代わり型を採用したところ綺麗にハマりました。対面が主な従来のルカリザ構築に対し、本構築はさらにサイクルにも寄せているため、どちらのパターンの選出に組み込んでも一定の活躍の見込める身代わり型が最善であると自分の中で結論付けました。
身代わりを残すことができれば下から動いて来る相手に対して擬似的に積んだ状態を作れること、上位帯ではドヒドイデやヤドランよりは体感ヌオーが多かったことから積み技がなくて困ったことはほとんどありませんでした。
身代わりを採用する以上ミミッキュには必ず勝てるようにしなくてはならないと思いH-B方面を特に意識して耐久調整を施しました。これによりミミッキュには対面から一度も負けることなく、HP3/4からB↓後じゃれつくを耐えて返り討ちにするなど活きる場面は多かったです。
上記の耐久調整を前提に、対メガメタグロスを想定したとき、地震は耐えますがアームハンマーは特性の補正もありどのみち耐えられないため、グロスの対鋼打点と性格の関係を考えた上で、性格陽気でアームハンマー持ちはいないのではと予想し、準速の上だけ取れれば良いと思ったのでそこを意識しつつさらに最低限のラインまで伸ばしました。
電磁波持ちのウツロイドを意識してあと1伸ばした方が良かったです。

 

 アーゴヨン
本構築のエースです。
選出率が非常に高いのでこのポケモンが最大限動きやすくなるようZワザの枠を1つに抑えています。
相手側の視点に立ち自分が相手ならばどうアーゴヨンを処理するかを常に考えることをこのポケモンを扱う上で意識していました。通りの良い高火力の技範囲に加えて素早さが上がる特性により、必然的に処理ルートも限られるため、そこさえ考えれば比較的予想も立て易く、その読みや勘のようなものも試合をこなすほど鋭くなり後の試合展開を見通せることが多くなりました。
勝敗にすぐに直結しかねない択の多さや脆さの不安要素以上に抜き性能がずば抜けているため、受けの裏に置くアタッカーとしては唯一無二なポケモンであるようにさえ感じました。
技構成も下手に弄る必要は全くなく、テンプレがシンプルに一番強いと確信しています。

 

 •雷パンチ+竜の舞リザードンX
カプ・レヒレを採用している構築が特に増えて型も多様化し、非常に厳しい立ち回りを強いられるようになったため、メガ枠がレヒレに打点を持たず崩せないのは弱いと考えて「雷パンチ+竜の舞」を持たせました。この選択は大正解で、アゴルカで崩せないレヒレカビガルドのような構築に、厳しいことに変わりないですが、立ち回り次第でどうにかできるようにはなりました。
また副産物として、威嚇持ち且つリザードンよりも速いボーマンダや削れたスカーフランドロスに対しても竜舞がよく刺さりました。
このシーズンを見ていて、強者の多くがリザードンに雷パンチを採用していたので、我ながら着眼点は良かったのではないかと思います。
型がバレていたのか並びでわかるのか知るところではありませんが、基本的にメガはX一点読みされたのがキツかったです。

 

•本構築における宇宙最強ゲッコウガ
シーズン10からずっと考えてきて今期になりようやく固まった枠であり最後のピースです。構築を組んだ当初は成り行きからよくあるルカリザに倣い耐久振りの霊獣ボルトロスを使っていましたが、強い人のアドバイスで襷キノガッサを試しに採用してみて、そこから着想を得てさらに模索してたどり着きました。
この枠には
①初手から簡単に崩されるキノガッサマンムーフェローチェあたりに合わせてあわよくば処理し切れる
②ストッパー
③サイクルの裏に置いても腐らない
の以上3つの要素を求めました。
マンムーは草結び+影うちで上から、最低限襷までは剥がす。
フェローチェは大方蜻蛉返りか飛び膝蹴りなので、影うちでまず襷をケアしつつあわよくば膝を割ってもらって無償突破できることもあります。
キノガッサは襷+草結び→影うちで、滅多に撃たれない初手岩石封じ以外は処理できました。レート帯が上に行くほど初手胞子を押されたのでこのムーブが綺麗に決まり、襷を残しつつ突破して何度もイージーウィンできました。カバリザガッサのような並びには滅法強いので一匹で壊滅させることもしばしば。キノガッサの裏にポリゴン2が控えていたらパワーが足りなくなり迂闊に選出できないのでその場合は上のルカリオを合わせに行きました。
また、襷+岩石封じにより、リザードンギャラドス・雨下ラグラージ等の一見積まれると止まらなそうな相手に対してストッパーとして非常に良く機能し、以前までは苦手意識のあったこれらの相手を誘い殺して高い勝率を維持することができました。
他のポケモンでは成し得ないタイプ一致且つ広い技範囲、多くの相手を上から叩ける高い素早さ、こういった性能により受けの裏においても十分に機能でき、選出の幅を狭めることなくどの選出にも組み込むことができました。想像以上に最強で面白いくらい上手くハマりました。

 

•眠るエンペルト
環境に存在する残飯型のエンペルトは、水技 / 欠伸 / ステロ / 吠える がテンプレですが、上述の通り本構築はカバエンペの受けサイクルが核となるため、過労死してサイクルが崩されるリスクを減らすように高速回復技として眠るを採用しました。タイミングを誤ると大きく隙を見せてしまう技ですが、長期サイクルを可能にする高速回復技のおかげで受け切ることもできるようになり、崩しの乏しい構築に対してエースで1:1以上を取ったあと裏のサイクルで詰める動きも選択肢となりました。
ワンウェポンの水技は熱湯か波乗りかの選択ですが、熱湯による3割の火傷は、有利になることもあれば、欠伸ループの邪魔になり望んだ展開ができず逆に不利に転ぶこともあり、本構築においては一長一短だと感じたことがまずひとつ。
さらに無振りゲッコウガの身代わりに対して熱湯ではほとんど割ることができず波乗りでやっと確定で割れるようになります。ゲッコウガの前ではいくら耐久・耐性があろうと、所詮は隙を見せてしまう回復ソースしかないエンペルトではそれほど余裕がなく、運が悪かったり相手が上手いと押し切られてしまうことも十分ありうるので波乗りで確定だと思います。
吠えるを切ったことで、相手の身代わり持ち、特に積んでくる相手に対し吠えるのリカバリーに頼ることができず、立ち回りで対処するしかなくなり、神経質になってしまう点は最大のデメリットだったので、やはり一長一短だと思います。

 

基本選出

基本選出の形は受け2攻め1受け1攻め2攻め3のいずれか。方針としては、受け寄りな構築に対しては崩し切れる選出、攻め寄りな構築に対しては受け回せるあるいはクッションを挟んで殴り勝てる選出、ゲッコウガが必須ないし刺さる構築にのみ攻め3枚の選出。
以下、今期多いと感じたメジャーな構築への選出

vsf:id:FroslassPoke:20190402120758p:imagef:id:FroslassPoke:20190402120801p:imagef:id:FroslassPoke:20190402120804p:imagef:id:FroslassPoke:20190402120809p:imagef:id:FroslassPoke:20190402120806p:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402122446p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122449p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122452p:image
備考:アーゴヨンジャンケンの花形。ほとんどの相手は初手に投げるのがカプ・コケコなので初手で合わせる。その場合のアーゴヨンの処理ルートが全人類同じ。一応全選出をケアしてはいるが、選出立ち回りをほぼ一点読みして臨むため上手い人に逸らされると厳しい。

vsf:id:FroslassPoke:20190402122446p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122536p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122540p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122542p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122557p:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402122446p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122622p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122449p:image
備考:レートが思うように伸びなかった主な原因は間違いなくこの系統のカバマンダの急増だった。リスキーな釣り出しや一点読みの強引な積みが決まれば勝てるが決まらないとなかなか勝てない。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402122536p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122802p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122759p:image(f:id:FroslassPoke:20190402225334p:image)
選出:f:id:FroslassPoke:20190402122446p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122828p:imagef:id:FroslassPoke:20190402122452p:image(f:id:FroslassPoke:20190402185539p:image)
備考:マンダドランが並ぶだけでこちらのアタッカーの一貫が無くなるので厳しい。マンダが羽休めのある特殊か両刀だったりガルドがいるといよいよ絶望的。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402125700p:imagef:id:FroslassPoke:20190402125706p:imagef:id:FroslassPoke:20190402125703g:imagef:id:FroslassPoke:20190402125712p:imagef:id:FroslassPoke:20190402125709p:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402125901p:imagef:id:FroslassPoke:20190402125904p:imagef:id:FroslassPoke:20190402183102p:image(f:id:FroslassPoke:20190402183105p:image)
備考:グロスミミをアタッカーの圏内に入れられるかどうか。型も選出も完全に人それぞれで、自分の中である程度確立した選出と立ち回りのようなものが通せず安定しないので、数が減ったように感じたのは追い風だった。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402152824p:imagef:id:FroslassPoke:20190402152821p:imagef:id:FroslassPoke:20190402152813p:imagef:id:FroslassPoke:20190402152817p:imagef:id:FroslassPoke:20190402152810g:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402154841p:imagef:id:FroslassPoke:20190402154844p:imagef:id:FroslassPoke:20190402154848p:image
備考:毒めざ氷ランドと物理の役割集中にさえ気をつければカバエンペ⇔アゴで基本的にどの選出にも対応できた。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402193334p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193250p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193632p:imagef:id:FroslassPoke:20190402191346p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185651p:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402185552p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193334p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185539p:image(f:id:FroslassPoke:20190402185602p:image)
備考:草結びグロス、スカーフランドロス、物理の役割集中への警戒、カバルドンの体力管理に気をつけること、試合終盤攻める時にはミミッキュの皮が剥げているようにする。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402185552p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185851p:imagef:id:FroslassPoke:20190402191346p:imagef:id:FroslassPoke:20190402191349p:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402185552p:image  f:id:FroslassPoke:20190402185851p:imageorf:id:FroslassPoke:20190402185539p:image  f:id:FroslassPoke:20190402185651p:image
備考:自慢のゲッコウガでカモれるので初手投げであわよくば半壊させ対面から殴り合う。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402185616p:imagef:id:FroslassPoke:20190402191346p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185552p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193334p:image(f:id:FroslassPoke:20190402191820p:image)
選出:f:id:FroslassPoke:20190402193334p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185539p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185602p:image(f:id:FroslassPoke:20190402185651p:image)
備考:ルカリオが受からないので警戒。相手視点はわからないが自分から見てルカリザにはアーゴヨンが死ぬほど通っているためミミッキュの皮さえ剥げればもう止まらない。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402195041p:imagef:id:FroslassPoke:20200413032536j:imagef:id:FroslassPoke:20200413032249j:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402185552p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185616p:imagef:id:FroslassPoke:20190629141608p:image
備考:カバルドンが落とされた時に相手のランドロスがスカーフだと詰んでしまうのでカバルドンの体力管理に細心の注意を払いつつ、ランドロス、ゲンガーをいかにバレパン圏内に押し込めるかがとにかく重要。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402193520p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193524p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193609p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193613p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193632p:image
選出:f:id:FroslassPoke:20190402185552p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185616p:imagef:id:FroslassPoke:20190402185539p:image
備考:こちらの選出が消耗しやすく、いかに有利対面を合わせられるかが鍵なので、読める場面は積極的に裏を読んだ技を選択したり、恐れず釣り出してなるべく早く決めに行く。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402182742p:imagef:id:FroslassPoke:20190402182748p:imagef:id:FroslassPoke:20190402182754p:image(f:id:FroslassPoke:20190402182911p:image)
選出 : f:id:FroslassPoke:20190402183059p:imagef:id:FroslassPoke:20190402183102p:imagef:id:FroslassPoke:20190402183105p:image
備考 : 物理ルカリオが通っているため適宜エンペルトをクッションに挟みつつ、交代も読みながら欠伸⇒身代わりで崩しに行く。構築全員の初速がゲンガーより遅いので毎試合ほぼ必ず催眠を被弾してしまう。ルカリオが催眠にかかると詰みなので、なるべく身代わりを残して対面させるかバレパン圏内まで削りたい。

 vsf:id:FroslassPoke:20190402193250p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193255p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193142p:imagef:id:FroslassPoke:20190402193303p:image(f:id:FroslassPoke:20200413032249j:image)
選出:f:id:FroslassPoke:20200212220703j:imagef:id:FroslassPoke:20190402185539p:imagef:id:FroslassPoke:20200212220552j:image
備考:アタッカーが状態異常を貰わずに一度でも積める盤面と、一度の積みで押し切れるだけの削りをいかにエンペルトで稼げるか次第。相手の選出や立ち回りが弱ければ意外と簡単だが、上手い人相手やこちらより速い潰し枠がいると絶対勝てない。

選出率順は
f:id:FroslassPoke:20190402185539p:image ≫ f:id:FroslassPoke:20190402185552p:image ≒ f:id:FroslassPoke:20190402185602p:image ≫ f:id:FroslassPoke:20190402185616p:image≒ f:id:FroslassPoke:20190402185851p:image ≧ f:id:FroslassPoke:20190402185651p:image
選出率をメモしていなかったので体感になってしまいますが、アーゴヨンがあまりに最強だったためほぼ毎試合出したのと、カバエンペがだいたいの選出に組み込めたので選出率が高かったです。それ以外はおそらく均等、全く出せないポケモンはいません。困ったら基本的にはアゴカバエンペで選出していました。

 

重いポケモン・並び

催眠ゲンガー、3番手に出てくるミミッキュジャラランガカプ・レヒレ入り全部(特にレヒレカビゴンor鋼)、マンムー、スカーフ地面、テテフーディン、草結びメタグロス極真空手ゲッコウガ、受け+フェローチェ、ヘラクレセドラン、受けを偽装して奇襲してくる受けポケモン

 

さいごに

長い時間をかけて試行錯誤を重ね、自分の目指していたものを形にして、ずっと掲げていた目標を達成できて本当に嬉しいです。

周りや競っていた人たちが皆2000に乗せているなか自分だけ1900帯でずっと停滞していたり、何度も2000チャレを落としたりで、何度も心が折れそうになりましたが諦めずに頑張ってよかったです。
最終日は有名強者と何度も戦えたり、一緒に上を目指している身内とマッチングしてガチでやり合ったりしてめちゃくちゃ痺れました。
両ロムとも大きく溶かすことなく0時〜シーズン終了間際までずっと2000帯で戦えたことが何よりも嬉しかったしポケモンが最高に楽しかったです。
最終日に上位帯で戦うことの楽しさを知れて本当に良かったです。
ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。

f:id:FroslassPoke:20200212213657j:image
f:id:FroslassPoke:20200405205118j:image

 

Special Thanks
窓のみんな
応援してくれた方々

 

f:id:FroslassPoke:20201218113956j:image
友達のうめちゃん(https://mobile.twitter.com/Unlimited_u_2)が素敵な絵を描いてくれました。

QRレンタルチームも公開したので使ってみたい方がいらっしゃいましたらぜひ
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-F97B-4ABE

質問等ある方はお気軽にお申し付けください
Twitter(https://mobile.twitter.com/FroslassPoke)